映画「デビルクエスト」ネタバレあらすじ結末と感想

デビルクエストの紹介:2011年アメリカ映画。1300年代、十字軍で活躍したベイメンとフェルソンが、騎士団を脱走し10年後に捕らわれ、枢機卿の依頼で蔓延する黒死病を止めるため、魔女を連れ、セヴラック修道院に向かうというホラー映画です。アドベンチャー要素もたっぷりあり、見ごたえのある作品です。
監督:ドミニク・セナ 出演者:ニコラス・ケイジ(ベイメン)、ロン・パールマン(フェルソン)、スティーヴン・キャンベル・ムーア(デベルザック)、クレア・フォイ(アナ)、スティーヴン・グレアム(ハガマー)、ウルリク・トムセン(エッカート)、ロバート・シーハン(カイ)、クリストファー・リー(ダンブロワーズ枢機卿)ほか

映画「デビルクエスト」解説

この解説記事には映画「デビルクエスト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

1200年代、ある町の橋の上では魔女の処刑が行われていました。首を吊られ、川に沈められる方法です。神父は処刑後も遺体を引き揚げ、ソロモンの書の呪文を唱え、魔女の復活を止めようとしましたが、何かに川に引きずり込まれました。
100年後、十字軍は次々と戦いを撃破し続けていました。十字軍のヒーローとして、ベイメン(ニコラス・ケイジ)、フェルソン(ロン・パールマン)の二人がいました。二人は戦いを続けるうち、神の名の元、罪のない人を殺し続けることに疑問を持ち、騎士団を脱走して旅を続けました。
そして10年後、久しぶりに町に帰って来た二人が見たものは、黒死病の蔓延でした。民家では人が死んだままで、二人は惨状に目を背けるほどでした。その時脱走兵として二人は捕らわれました。

デベルザック神父(スティーヴン・キャンベル・ムーア)が二人を呼びました。その部屋には黒死病が進行中のダンブロワーズ枢機卿(クリストファー・リー)がいました。そしてダンブロワーズ枢機卿は、捕えた魔女のアナ(クレア・フォイ)をセヴラック修道院に送り届けて、公平な裁判を受けさせることと、そこにあるソロモンの書を使って黒死病を止めてくれと頼みました。しかしベイメンは断り、二人は牢屋に入れられました。しかしベイメンは魔女として捕らえられたアナを見て、愕然としました。それはかつて自分が戦いで刺殺した女でした。ベイメンはダンブロワーズ枢機卿に話をして、セヴラック修道院に行くことを決めました。メンバーはベイメン、フェルソン、デベルザック神父、エッカート(ウルリク・トムセン)、そして街で捕らわれていた詐欺師のハガマー(スティーヴン・グレアム)でした。ハガマーは、セヴラック修道院間への道を知る男でした。

出発した一行に後をつけて来るものがいました。森の中でその男を見つけると、カイという少年(ロバート・シーハン)でした。カイは騎士に憧れ、一緒にセヴラック修道院に行きたいと言いました。フェルソンと剣を交え、ベイメンがOKを出し、カイがメンバーに加わりました。夜になると、檻の中のアナが何かささやきはじめます。デベルザックは、話を聞いてはいけない、全て嘘で、相手を騙して殺すつもりだ、と警告しました。そしてエッカートが娘の話をアナとしたことで、檻の中から締め上げられ鍵を奪われ、アナは逃げ出しました。アナを追って町に入り、発見しますが、アナはエッカートに魔術をかけ、カイを娘と思ったエッカートがカイに抱きついて、カイの剣で死亡しました。再び檻に入れられたアナを殺そうとしたハガマーはアナによって狼たちに食い殺されました。そして目の前にはセヴラック修道院が見えました。

到着したベイメンらが見たものは、黒死病による全員死亡の状況でした。遺体の元にソロモンの書を見つけたデベルザック神父は、アナに向かって呪文を読みますが聞きませんでした。そしてアナは変身し悪魔の姿に変わりました。デベルザック神父はアナは魔女ではない、悪魔だと言って別の呪文を唱え始めました。するとアナが暴れ始めました。フェルソンが殺され、デベルザック神父も襲われたため、カイが呪文の続きを読み、悪魔を倒しました。ベイメンは普通の女に戻ったアナの事をカイに面倒を見るよう頼み、一人で旅に出ました。カイはアナを連れ、馬に乗って走り出しました。カイの手にはソロモンの書がありました。

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