映画「ブラッディ・ホワイト 白の襲撃者たち」ネタバレあらすじ結末と感想

ブラッディ・ホワイト 白の襲撃者たちの紹介:2015年アメリカ映画。1年に一回の休暇を家族で楽しもうとしていた刑事ベンが呼び出されます。病院爆破テロの現場に着いたベンは、機動隊の3人と院内の調査中、中にいた犯人の爆弾を浴びて入院。何かおかしい病院内でベンは記憶をたどりながら調べ始め…という内容のオカルトホラータイプのスリラー映画です。
監督:ドリュー・ホール 出演者:クレイン・クロフォード(ベン)、イーサン・エンブリー(ダニエル・ドナー)、ミケルティ・ウィリアムソン(ミラー警部)、チェルシー・ブルーランド(ナース)、ゲイリー・グラッブス(ピーター・グレイソン警備員)ほか

映画「ブラッディ・ホワイト 白の襲撃者たち」解説

この解説記事には映画「ブラッディ・ホワイト 白の襲撃者たち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

1999年アトランタでは連続爆破テロが起こっていました。妻ハンナ、赤ん坊の娘フィンリーと暮らす刑事ベンは、1年に一回の休暇を取っていました。その日、アトランタの病院で爆破テロが発生。ミラー警部はベンを呼びます。やってきたベンに「休暇の日にすまない」と言って、3人の機動隊員と現場を調べさせます。

現場に向かう途中、担架に乗せられてベンの眼をじっと見つめる少女がいました。やがてベンらは、上階のある場所に着きます。ベンが救急士を見つけると「危ない!近寄るな!」と言った瞬間、爆破しました。救急士の恰好をした犯人だと見破ったのです。

目覚めたベンは病院のベッドにいました。ベンは眼鏡が無い事に気づき、通路に出ます。大きな病院なのに、職員も患者もほとんどいませんでした。通りかかったナースに話を聞くと、「爆破事件でみんな出はらっている」と言います。途中でミラー警部に会い「ここには居られない、捜査に戻してくれ」と頼むと、ミラー警部は「現場はFBIに占拠されている、寝てろ!」と言われます。

部屋に戻る途中、公衆電話でハンナにかけますが、電話に向こうの妻と話すことが出来ませんでした。扉も閉ざされ外にも出られませんでした。そうしていると、警備員のピーターに会いました。ピーターは「警備員室に電話があるから使ったらいい」と言い、ベンは警備員室に入ります。

ベンは電話を借り、ハンナにかけますがやっぱり繋がりませんでした。するとピーターが「君の拳銃だろう」と言って、拳銃を渡します。何故警備員が?と思ったものの確かに自分の拳銃でした。その時、何者かが侵入し銃撃を始めました。ベンが応戦するものの、ピーターは撃たれて倒れ込みます。

再びミラー警部に会ったベンは、ピーターが撃たれた話をします。調べに行ったナースが帰って来て「死体なんかなかった」と言います。そのナースも非常階段で何者かに襲われました。通路でミラー警部は、ジュード、エスター、アイザックと話しています。ジュードがミラー警部と、神の迎えの事で意見が対立し、一人通路を歩きはじめ、男に襲われ拉致されました。

襲われたナースがベンの部屋に来て「警備員は死んだ、ダニエルに見張っていろと言われている」と言いながら銃口を向けます。銃撃戦になると髪の長い大男が現れ、ベンを締め上げます。ナースが「ダニエルが生け捕りにしろと言った」と男に言った時、突然頭痛とめまいが襲い、回りに幽霊が見えて誰も居なくなりました。

そのころジュードはダニエルに舌を切られていました。ベンはミラー警部に会い「救急士がテロの犯人だ」と話していました。するとエスターがミラーに「ダニエルたちがベンを探している」と耳打ちします。つじつまの合わない話ばかりでベンは、混乱していました。

一人で病院内を調べていたベンは儀式のような部屋に入り、自分の眼鏡を見つけます。ベンの部屋にエスターがやって来ました。エスターは「私たちは神に信仰を試されている」と言います。ベンが「神はいない」と言うと、「礼拝堂にいる」と言います。そしてエスターは「私は23歳の息子をベトナム戦争で失った」と言います。ベンは年代の違いに、エスターはおかしい?と思い始めます。

ミラー警部とアイザックが礼拝堂の前にいます。アイザックは「信仰に救われた」と言って礼拝堂に入り消えました。その様子を見ていたベンが近寄ると、ミラー警部が「また会おう」と言って礼拝堂に入り消えました。

ここはなんだ?とベンが見ていると、背後からナースがナイフを突きつけます。ベンはナースを礼拝堂へ投げ飛ばすと、ナースは「まだ死ぬのは嫌だ」と叫びます。その時、エスターがナースを射殺しました。倒れたエスターをかかえ、ベンは礼拝堂に入ります。するとエスターが消え、礼拝堂の境界の空間が歪み、黒い幽霊が見え始めました。

その空間は2015年の病院でした。そこにはクリスとケイシーらの超常現象調査チームがいました。廃墟となった病院で彷徨う幽霊と交信していました。子供時代から幽霊が見えるケイシーがあっちの世界に行って幽霊と話をしようとしていたのでした。

ケイシーらの居る2015年の病院内では、ベンらが幽霊に見えていました。つまりベンらは死んで成仏できず彷徨っていたのです。ケイシーが礼拝堂へ入り、ベンの世界に入りました。名前をベン・ウォールズと確認したケイシーは「1999年の爆破テロの被害者の刑事ね、今は2015年よ」と教えます。そして、ベンが病院に運ばれ裁判の前に死んだこと、そして自分は担架で運ばれていた少女であった事を伝えました。

そこへダニエルたちがやって来ました。身の危険を感じたケイシーは現実に返り、クリスらに危険を伝えます。ダニエルはベンを襲うだけでなく、幽霊としてクリスらも襲いました。ベンはケイシーの為に、事件を解決するべくダニエルを捕まえ、指を一本ずつ切る拷問を与えながら、共犯者の名前を吐かせます。

ダニエルは「ジェームス・トンプソン」と答えます。再び入ってきたケイシーに名前を伝え、「妻に伝えてくれ」と言って眼鏡を渡します。1999年の病院爆破テロの犯人のジェームス・トンプソンが逮捕され、死んだダニエル・ドナーとの二人の犯行だと断定されました。

ケイシーはハンナの家に行きます。すっかり成長したフィンリーがいてハンナを呼びました。ケイシーはハンナにベンの眼鏡を渡します。割れた古い眼鏡を手に取ったハンナはフィンリーを呼びました。

以上、映画「ブラッディ・ホワイト 白の襲撃者たち」のあらすじと結末でした。

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