映画「ピートとドラゴン」ネタバレあらすじ結末と感想

ピートとドラゴンの紹介:1977年アメリカ映画。ディズニー作品として初めて、現実の世界にアニメが入り込んだ作品を作り上げました。日本では劇場未公開作品で幻のディズニー映画とも呼ばれています。本作に登場するピートと緑色のドラゴンであるエリオットは、日本では東京ディズニーランドのエレクトリカルパレードに登場するキャラクターとして親しまれています。本作は2016年にリメイク作品「ピートと秘密の友達」が公開されています。
監督:ドン・チャフィ 出演:ショーン・マーシャル(ピート)、シェリー・ウィンターズ(レナ)、レッド・バトンズ(ホーギー)、ジム・デール(ターミナス博士)、チャーリー・カラス(エリオットの声)、ヘレン・レディ(ノラ)、ミッキー・ルーニー(ランピー)、ジム・バッカス(町長)ほか

映画「ピートとドラゴン」解説

この解説記事には映画「ピートとドラゴン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

ピート(ショーン・マーシャル)は孤児の少年です。ピートの唯一の友達は緑のドラゴンでピンクの羽を持つエリオットです。エリオットは火を吹いたり透明になったりする特技があります。

孤児であるピートを面倒みていたのはホーガン一家。彼らに日々こき使われる暮らしに嫌気が差したピートは、エリオットと逃げ出し新しい町へやってきました。

二人がやってきたのはパサマクォディという村でした。到着して早速いたずらをして村人を怒らせてしまいます。早くも厄介者として扱われたピート達は、灯台守をしているノラ(ヘレン・レディ)とその父親のランピー(ミッキー・ルーニー)に引き取られる事になりました。

ノラはとても優しい女性で、漁に出て一年も帰ってこない恋人のポール(カル・バートレット)をずっと待ち続けています。ノラはピートにも優しくしてくれました。こんなに優しくされたことがなかったピートは、どうにかしてノラを喜ばせたいと思ったのです。ピートはエリオットに頼み、ポールを探してもらいます。

一方で、村にインチキ医師のターミナス(ジム・デール)が帰ってきました。ドラゴンの体から薬を作ってひと儲け出来るのではないかと考えたターミナスは、ピートからエリオットを金で買い取ろうと提案するも、当然ピートに一蹴されます。

ならば別の手をと考えたのは、ピートを連れ戻したいホーガン一家を村に呼び寄せ、エリオットの嘘の悪い噂を流したりして立場を悪くさせて、どうにかエリオットを生け捕りにしてやろうと考えたのです。その目論見通り村人はエリオットに悪意の目を向けるようになっていきました。

「エリオットが暴れている」ターミナスにそそのかれてピートはとある小屋に連れてこられます。そこにはピートを連れ戻したいホーガン一家が待ち受けていました。逃げ出したいピートでしたがすっかりターミナスに騙されてしまっている村人達に取り囲まれてしまいます。

そしてホーガン一家に連れていかれそうになったピートの前に、エリオットが現れます。「ピートは金を払っている」とホーガン一家はある証明書をちらつかせますが、エリオットが炎を吐き証明書を燃やしてしまいます。反撃しようとするホーガン一家を一網打尽にし、エリオットは一家を追い払うことに成功しました。

仕掛けた作戦もことごとく潰れ、ターミナスはならば自分で捉えてやると手にした銛(もり)をエリオットに向けて発射しました。しかし銛にくっついていたロープがターミナスの足に絡まっていたために、銛と一緒にターミナスも飛んでいってしまいました。

一件落着し、エリオットの誤解も解けると、厄介者だった存在もヒーローとして扱われるようになったのです。

嵐のせいで長きに渡り火が灯らなかった灯台も、エリオットのおかげで火が灯り、そのおかげでポールがそれを目印に帰ってくることが出来たのです。

新しい家族が出来て幸せそうなピートにエリオットが言います。「困っている子がいるから行かなきゃ」。エリオットはピートと同じような不幸な子供を助けるために飛び立っていきます。ピート達に見送られてエリオットは空へと消えていくのでした。

以上、映画「ピートとドラゴン」のあらすじと結末でした。

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