映画「モンスターハンター」ネタバレあらすじ結末と感想

モンスターハンターの紹介:2020年アメリカ映画。砂漠で消息を絶った偵察小隊の捜索に当たっていた大尉アルテミス率いる特殊部隊は、突然現れた激しい砂嵐に飲み込まれてしまう。強烈な突風と稲光の中で気を失う。砂嵐が去ったあとに彼らの目の前に現れたのは、我々の世界とは異なる、巨大モンスターがのさばる世界だった。原作は総販売本数約6600万本を誇る大ヒットゲームシリーズ『モンスターハンター』。
監督:ポール・W・S・アンダーソン 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ(アルテミス)、トニー・ジャー(ハンター)、ティップ・T.I.・ハリス(リンク)、ミーガン・グッド(ダッシュ)、ディエゴ・ボネータ(マーシャル)、ジョシュ・ヘルマン(スティーラー)、オウヤン・ジン(アックス)、山崎紘菜(受付嬢)、ナンダ・コスタ(リア)、ヤニック・シューマン(エイデン)、ロン・パールマン(大団長)ほか

映画「モンスターハンター」解説

この解説記事には映画「モンスターハンター」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

新しい世界。
砂漠の海をハンターたちを乗せた船が航海しています。しかし、嵐に遭い船は大きく揺さぶられ、ハンターたちは必死に船にしがみつきます。そんな中、砂漠の中から黒い甲殻で覆われた巨大モンスター、ディアブロス亜種が出現。ハンターのひとり(トニー・ジャー)が船から転落してしまいました。

私たちの世界。
大尉ナタリー・アルテミスはダッシュ、リンク、マーシャル、スティーラー、そしてアックスというエリートソルジャーたちの特殊部隊のチームを率いて、砂漠で消えた小隊Bチームの調査のためにある地点へ向かっていました。

ほどなく荒野の中にいくつかのマーカーが掲げてあることを発見しました。車を走らせるとマーカーは嵐を呼び、地鳴りがしたかと思うと、アルテミスたちは裂け目に吸い込まれてしまいました。

アルテミスたちは砂漠で意識を取り戻しました。目の前には見たこともないような砂の海。地図にも載っていない世界が広がっていました。

調査をすすめると、消えたBチームの兵士たちの遺体を発見しました。しかも、軍のものではない何か強力なエネルギーで焼かれていることが明らかでした。
さらに進んでいくと、今度は巨大な生物の肋骨のような骨のアーチが出現しました。

するとそこへ突然、矢が飛んできました。ソルジャーたちは矢が放たれた方向に向かって攻撃をしかけましたが、正体は分かりません。それだけではなく、砂の海が大きくうねり、中から巨大で強靭な一対の角を持つディアブロス亜種が現れました。その攻撃力は装甲戦闘車両もまるで歯が立たないほどです。その戦いの中、スティーラーはモンスターの角で刺され命を落としてしまいました。アルテミスたちは洞窟の中へ避難しました。

洞窟で安堵した一行でしたが、今度はネルスキュラというモンスターが出現。巣を張り、身動きできないように獲物を狙うクモに似たモンスターです。ここでアルテミスは打撃を受けて気絶。そしてマーシャルはネルスキュラの餌食となってしまいました。

目を覚ましたアルテミスは、吊るされたネルスキュラのウェブポットにいました。隣にはダッシュの遺体がありました。アルテミスは洞窟を脱出するために、ウェブポットから這い出て、負傷した身体を引きずりながら歩き出しました。

かろうじて生きているリンクを発見すると、共に逃げる方法を模索しました。しかしそのリンクも身体の痛みを訴えたかと思うと、自分の皮膚にネルスキュラの卵が形成されていることに気付きました。卵は次々孵化しはじめ、おびただしい数のネルスキュラがリンクを襲い、ついに彼も命を落としてしまいました。

アルテミスは死に物狂いで洞窟から這い出ました。
ネルスキュラは日光に弱いため、なんとか生きて脱出することに成功しました。

しかし、そんなアルテミスを次に襲ってきたのがハンターでした。言葉も通じずアルテミスは訳も分からないまま手を縛られ、アジトらしき場所へ連れていかれました。しかしこれで引き下がることができないアルテミスは、取っ組み合いを始めます。今度はハンターが縛られ引き分けたところで、戦いはいったん休止。
アルテミスが持っていたチョコレートと、ハンターが持っていた水を交換し、互いに友情を示しました。

アルテミスは身振り手振りで、ハンターに元の世界へ帰りたいと伝えました。しかし、帰還するためにはディアブロスがいる砂の海を越えなくてはなりませんでした。そこでハンターは、ネルスキュラの毒を使って、ディアブロスを毒殺することを提案しました。ハンターはアルテミスにモンスターの骨で作った武器を渡し、使い方を教えました。

その日の夜、アルテミスが囮となり、ネルスキュラを罠にはめ、彼らが洞窟に退却しようとしたところをハンターが牙をもぎ取りました。

翌日、アルテミスとハンターはディアブロスと対峙しました。
今度はハンターが囮となりディアブロスを難破船へとおびき寄せると、そのままネルスキュラの毒矢を放ちました。アルテミスはその隙に砂漠に置き去りにしていたレンジャーの車からあらゆる武器を取り出すとディアブロスめがけて放ちました。

ディアブロスの頭に剣を突き立てていたハンターは振り落とされ気絶してしまいましたが、アルテミスが彼に代わって剣を深く突き刺しました。ついにディアブロスを倒しました。

ハンターも意識を取り戻し、出口に向かって歩き出しました。
草食モンスターのアプケロスたちが生息するエリアまでやってきました。さらに進むと、この世界の出口となるスカイタワーがあります。2人はここで休憩を取りました。

しかし、再びモンスターが暴れだします。大きな翼を持ったモンスター、リオレウスが火を噴きながら他のモンスターを怖がらせます。アルテミスとハンターの危機を救ったのは大団長率いる乗組員たちでした。ハンターが属していた調査団です。アルテミスは大団長に助けてもらったお礼を述べましたが、大団長はなぜかアルテミスを気絶させてしまいました。

アルテミスが目を覚ますと、檻で鎖につながれた状態でした。
大団長はこの世界を守っていただけでした。ハンターが誤解を解きアルテミスは解放されました。

大団長の話では、アルテミスのいる世界とこの新世界との門は、世界に大惨事を起こす可能性があるとのこと。さらに、「空の王者」と呼ばれているリオレウスは非常に危険だが、火を噴く直前に無防備になり弱点だと伝えました。

大団長と仲間たちはアルテミスを帰還させるために、リオレウスへの攻撃をしかけることにしました。大団長の指示のもとハンターたちがリオレウスを攻撃します。アルテミスはその間にスカイタワーから脱出することができました。

荒野で目を覚ましたアルテミス。彼女らを捜索していた兵士によって無事救助ヘリに乗せてもらいました。ところが、ここにもリオレウスが出現。アルテミスと一緒にリオレウスもゲートを抜けてしまっていたのです。兵士たちは次々にリオレウスから吐かれた炎の犠牲となりました。怒りで震えるアルテミスは、リオレウスが火を噴く一瞬の隙を狙って攻撃をしかけます。爆薬を口へ放り込みリオレウスは地面に倒れました。

しかし、それだけではリオレウスを倒すには十分ではありませんでした。再び起き上がろうとするリオレウスでしたが、どこからか放たれた矢が刺さりました。なんと、ハンターと大団長も後を追ってやってきたのです。この矢によりリオレウスを倒すことができました。

大団長は別のモンスターがすでにやってきていることを示唆しました。アルテミスは彼らとともに戦いを続けることを誓いました。

以上、映画「モンスターハンター」のあらすじと結末でした。

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