映画「フック」ネタバレあらすじ結末と感想

フックの紹介:1991年アメリカ映画。”永遠の少年”ピーターパンが家庭を持った40歳の仕事人間に!ピーターパンだったことも思い出せない中年男がフック船長にさらわれた我が子を助けるためネバーランドに帰ってくる。大人になることとは?家族の絆。ピーターの目を通して見る世界観は大人が見ても子供が見ても楽しめる作品です。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:ロビン・ウィリアムズ(ピーター・バニング/ピーターパン)、ダスティン・ホフマン(フック船長)、ジュリア・ロバーツ(ティンカーベル)、ボブ・ホスキンス(スミー)、マギー・スミス(ウェンディー・ダーリング)、キャロライン・グッドール(モイラ・バニング)、ほか

映画「フック」解説

この解説記事には映画「フック」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

40歳になるピーター・バニングは仕事人間であまり家庭を顧みず、特に息子のジャックとの関係がギクシャクし上手くいかなくなっていきます。そんな中クリスマスにウェンディーの病院の設立パーティーもありロンドンへ家族で向かいます。10年ぶりのウェンディーとの再会。しかし家族より仕事を大事にするピーターの姿を見たウェンディーは海賊になってしまったのね、とつぶやきます。そしてその晩ピーターとモイラとウェンディーはパーティーへ行き、ジャックと妹のマギーは留守番をします。パーティーが終わりピーター達が家に帰ると家の中が荒らされていて、ピーターは慌ててジャックとマギーを探します。しかしどこを探しても見つからない2人の姿。ウェンディーは子供部屋のドアにピーターへ宛てられたフック船長からのメッセージを発見します。そしてウェンディーはピーターに昔のことを思い出すように問いかけ、ピーターパンの物語の挿絵を見せ「ピーターパンはあなたよ」と告げます。
ウェンディーの話に戸惑いを隠せないピーターは1人子供部屋で考え込みます。すると窓から光の塊が飛びこんで来て、ピーターははたき落とそうとするも逆に叩きつけられます。その姿をまじまじと見ると妖精だったのです。この事態にピーターは幻覚を見ているのだと考えますが、妖精のほうはピーターとの再会にはしゃぎます。彼女はピーターの相棒のティンカーベルだったのです。ピーターは依然として目の前に起こっていることを信じようとしません。
そしてまたもやティンクに叩き付けられ気絶したピーターをティンクはネバーランドへ連れて行きます。

目を覚ましたピーター。しかしそこはロンドンの家ではなく柄の悪い海賊が沢山。そしてピーターはティンクの助言で海賊のふりをして紛れ込みます。するとそこでフック船長が意気揚々とピーターパンへの復讐を宣言し、さらって来た子供達を披露します。子供達の姿を見たピーターは助けようと2人のもとに行きます。自分の目の前に現れた憎き敵。復讐心に燃えるフックは戦いを挑みますがその変わり果てた姿にフックは落胆し、3人を海に突き落とそうとします。
するとそこに現れたティンクはフックをピーターと戦わせるよう説得しピーターを3日で鍛え直すと約束します。交渉成立するもののピーターは誤って海の中に転落してしまいます。しかしなんとか人魚に助けてもらいピーターはロストボーイズ達の基地に迷いこみティンクと再会します。ティンクはロストボーイにピーターが帰って来たことを知らせます。ピーターの帰還に大喜びする彼らでしたがそこに現れたのは歳を重ねて変わり果てたピーターの姿。リーダのルフィオをはじめ誰もがこの中年男がピーターパンだと信じませんでした。しかし1人の少年がピーターのことをじっと見て顔を触り。彼のことをピーターだと言います。それを皮切りにみんなピーターのもとに駆け寄りますが、ルフィオはピーターのことを受け入れません。しかし子供達のためにフックと戦わなければならないピーターは彼らに頼みティンクの説得もありロストボーイズのもとで特訓を行うことになるのでした。しかしピーターはなかなか飛び方を思い出せずにいるのでした。

一方フックはスミーの助言でジャックとマギーを見方につけようと考えます。マギーは両親のことを信じ、フックからの言葉に耳を貸さないもののジャックはピーターが約束を守ってくれなかったことや助けるときもすぐ諦めたことなどすっかりピーターへの信頼が薄くなっていました。フックもそこを見逃さずにつけこんでいきジャックの心を開いていくのでした。ロストボーイズと日々厳しい特訓を行い彼らとも打ち解けて来たピーターは彼らと一緒にフックのカギ手を盗むことを計画します。変装をして海賊達の中に紛れ込みピーターはカギ手の近くまで行きます。しかしそこではフックが計画したジャックのための野球の試合が行われておりピーターはバッターボックスに立つジャックの姿を目にします。カギ手そっちのけでジャックの応援をし始めるピーター。そしてジャックは見事ホームランを放ちます。ジャックのホームランにピーターは喜びますが、フックの我が息子と言う声にショックを受けます。そして一緒に喜ぶジャックとフックの姿を見て基地へと戻ります。そして難航していた飛ぶことに躍起になります。しかしなかなか飛べずにやきもきするピーター。そしてピーターは隠し部屋を見つけます。そしてその部屋がウェンディーの部屋であったことを思い出します。そして懐かしさにひたっていると、彼のくまのぬいぐるみのタディを見つけます。そしてピーターは自分の母親のこと、初めてネバーランドに来たときのことを思い出します。そしてウェンディーとの出会いも思い出すのでした。ピーターは春になると彼女のもとを尋ねましたが、彼女は歳を重ねていき飛ぶこともできなくなってしまっていました。そのことにショックを受けるピーターでしたが、ウェンディーの孫のモイラに一目惚れし彼はネバーランドに戻らないことを決意するのでした。飛びたくても悲しい思い出の多いピーター。しかし彼は自分が父親になったときのことを思い出します。すると体は宙に浮き彼は幸せな思い出を思い出し、また飛べるようになるのでした。飛び回る彼の姿を見たロストボーイズ達もピーターパンが帰って来たことに大喜びします。そしてルフィオも彼が戻ってきたことを認めピーターの剣を彼に返すのでした。

いよいよピーターはジャックとマギーを助けるべくロストボーイズ達とフックのもとへと乗り込みます。ピーターはフックとジャックの前に降り立ち、ジャックを連れ戻そうとしますがジャックはフックのことを家族だと言います。ピーターはジャックを取り戻そうとフックに挑みます。そしてロストボーイズ達も一気に攻め込み海賊と戦います。一方ピーターはマギーの声を聞きつけ彼女を捕まえようとする海賊と戦い無事に救い出します。そしてロストボーイズと海賊の戦いはロストボーイズ達が圧倒し海賊達はどんどん退却し逃げて行きます。しかしその間フックと戦っていたルフィオはフックに刺されて死んでしまいます。ピーターが彼に駆け寄るとルフィオは最後の力を振り絞りピーターのような父親が欲しかったと告げ力尽きてしまいます。そしてそれを目にしたジャックはピーターに謝り家に帰りたいと言います。その言葉を聞いたピーターはマギーとジャックを連れ家に帰ろうとしますが、フックが孫の孫の代まで復讐してやるという宣言にフックと因縁の決着を着けるべく彼の前に戻ります。そして見事フックを倒しピーターはジャックとマギーを連れてネバーランドを後にするのでした。

以上、映画フックのあらすじと結末でした。

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