映画「ラグナロク オーディン神話伝説」ネタバレあらすじ結末と感想

ラグナロク オーディン神話伝説の紹介:2013年ノルウェー映画。ノルウェーで世紀末の日を示すラグナロクの研究をする考古学者シーグル、友人アランがルーン文字で書かれた石像を持ち帰ってきたことにより、バイキング船から発掘した版と照らし合わせ解読し、オーディンの眼と呼ばれる場所を見つけ出し、子供たちを連れて謎解きの旅に出るというアドベンチャー作品です。
監督:ミケル・ブレネ・サンデモーセ 出演:ポール・スヴェーレ・ハーゲン(シーグル)、ニコライ・クレーヴェ・ブロック(アラン)、ビョルン・サンドクヴィスト(リーフ)、ソフィア・ヘリン(エリザベス)、マリア・アネット・タンデレード・ベルグリッド(ラグニルド)、ほか

映画「ラグナロク オーディン神話伝説」解説

この解説記事には映画「ラグナロク オーディン神話伝説」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

遠い昔、バイキングの王がオーディンの眼と呼ばれる湖で何かと戦っていました。それを止める王の娘オーサー・・・・。

時は現代、考古学者シーグルが朝、娘のラグニルドと息子のブラゲに「今日はバスで行きなさい」と慌てています。時間がなさそうにドタバタするシーグルにラグニルドが「今日は発表会よ」と言うと、「そうだった、後から行くよ」と言って外に出ます。

この日は務める博物館でバイキング関連の研究発表の日でした。博物館に着くと、館長に「何時だと思っているんだ、いいか!余計な事はしゃべるな」とクギを刺されます。

やがて発表会が始まり、出資者たちの前でバイキング軍のオーヤベリ船の中から発掘された品々の説明をします。ありきたりの説明に、参加者たちが反応を示さなかったことからシーグルは「それでは、見つかったルーン文字で書かれたものを披露しましょう」と言って、別の部屋で見せます。

「ラグナロクの事がルーン文字で書かれています。これを解読すればラグナロクの答えが見つかります」と言います。集まった人たちは「ラグナロクは神話だ。ばかげている」と言って帰ります。

あきれた館長は「秋にお前を案内係にまわす」と言います。動揺したシーグルは娘の発表会も忘れていて、迎えに行った時にはすでに終わっていて、逆に「夏休みに海に連れて行け」と言われます。

夜になり、友人のアランがやってきました。「これを見ろ、遂に見つけたぞ」と言って取り出すと、ルーン文字で書かれた石板が入っていました。

真ん中に三つ葉のようなマークがあったことから、シーグルはアランを連れて深夜の博物館に忍び込みます。そしてルーン文字で書かれた発掘物の中から三つ葉状の石板を取り出すと、大きな石板の型にピッタリはまりました。

自宅に戻り、石板の解読を始めます。やがてこの石板はバイキングが最後に行った場所が書かれた地図だという事がわかりました。更に進めると、その場所はオーディンの眼と呼ばれる場所だと分かります。早速ラグニルドとブラゲに「夏休みはフィンマルクに行くぞ」と言って、二人を連れ出し、アランと共に目指します。

現地に着くと、ガイド役のリーフに金を渡し、その後アランの友人で一緒に石板を見つけたエリザベスが合流します。車でひた走り、ボートに乗り換えて進み、山を歩き、ジャングルを抜けます。

ロシアとの国境を越え、高台に上がると湖が見えました。湖の真ん中に小島が浮かび、まさしくオーディンの眼と呼べる光景に出くわします。

「あの島だ、間違いない」と言って、イカダを作り島に渡ります。島で色々探すものの、戦時中の装甲車や銃の薬きょうが見つかったくらいでした。ラグニルドの機嫌が悪くなり「もう帰ろう」と言い出します。なだめるシーグルでしたが、エリザベスが話しかけ笑顔が戻ります。

エリザベスが「お母さんは?」と聞くと、ラグニルドは「死んだの」と言います。その後エリザベスがシーグルに話しかけ、二人は仲良くなります。この様子をラグニルドとブラゲが見て微笑んでいました。

夜になり、深い洞窟を見つけます。ロープをたらして順番に降りると、早速バイキング軍の鉄仮面を見つけます。「大発見だ、間違ってなかった」とシーグルが喜び、更に探すと、沢山のバイキング軍の品々が見つかります。

そのころブラゲは頭蓋骨を拾って袋に入れていました。「世紀の大発見だ、博物館へ寄与する」と話すシーグルとアランの話を聞いていたのはリーフでした。

金に目がくらみ二人に銃口を向けると、掘り出した品々を奪い取り、ロープを伝って洞窟を登り「助けを呼んでやる」と言ってロープを投げ落とします。イカダに乗って湖を渡るものの、湖にいる怪獣に襲われます。

仕方なく再び洞窟内を調べると人骨が出てきます。それはバイキングのものではなく、最近の人間でした。それを見ていたエリザベスが洞窟を登り、ルートを確認した後、全員が登ります。

エリザベスは「明日イカダを作って脱出しよう」と言って、ラグニルドとブラゲと一緒に、戦時中の装甲車で眠ります。

一方シーグルは、拾ってきた人骨にキバが刺さっているのを見て、アランと共に再び洞窟に入り、一番奥に進みます。そこには無数の人骨があり、まるで墓場でした。

シーグルは「あの石板はバイキングの財宝の場所を示したのではない、ただ一人生き残ったオーサーが描いた警告だ。ラグナロクは本当にあった事だ」と言います。その時、洞窟の奥から怪獣の唸り声が聞こえます。

装甲車の中で、ブラゲの拾った頭蓋骨が割れ、恐竜のような蛇が出てきます。目覚めたエリザベスが何とかしようとした時、突然装甲車が湖に向けて引っ張られます。

まさに湖へ落ちようとした時、シーグルとアランが駆けつけて全員を助けます。この時アランがヘビの子供を袋にしまいこみました。

エリザベスの考えで、小島からロープを発射し、岸と繋ぎます。順番に岸に向かい、残りがシーグルとエリザベスになった時、湖から巨大なヘビが現れ、ロープを噛み切りました。

二人はどうにか岸にあがると、追いかけてきた巨大ヘビをアランが銃で撃って追い払います。

軍の地下壕に逃げ込んだ5人は、通気口を伝って出口を見つけます。アランが先に地上にあがると、シーグルが袋の中にヘビの子供がいることに気づきます。「これは置いて行け」と言うシーグルに、「6年間我慢したんだ、袋を渡さないと扉を閉める」と言います。シーグルが袋を渡そうとした時、巨大ヘビが襲いかかり、アランは殺されました。

すると巨大ヘビは洞窟の中へ入って来ました。シーグルがヘビの子供を巨大ヘビに差し出すと、巨大ヘビは帰って行きました。倒れていたエリザベスを起こしたシーグルは、ラグニルド、ブラゲを連れ、4人で帰路につきました。

以上、映画「ラグナロク オーディン神話伝説」のあらすじと結末でした。

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