映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」ネタバレあらすじ結末と感想

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジの紹介:2021年アメリカ映画。前作のその後、記者のエディはシンビオートのヴェノムとの共存生活に苦労をする。そんな中、連続殺人鬼として収監されているクレタスがエディに取材を指名。刑務所を訪れたエディに噛みつき、その血液を体内へ入れたクレタス。エディの血中に生息していたシンビオートがクレタスの体内で結合。おびただしい数の赤い触手が体内を蝕みカーネイジが誕生した。世に放たれたクレタスの目的は愛するフランシスの奪還。2人の狂気がひとつになろうとしている。
監督:アンディ・サーキス 出演:トム・ハーディ(エディ・ブロック/ヴェノム)、ミシェル・ウィリアムズ(アン・ウェイング)、ナオミ・ハリス(フランシス・バリソン)、リード・スコット(ダン・ルイス医師)、スティーヴン・グリアツ(マリガン刑事)、ペギー・ルー(ミセス・チェン)、ウディ・ハレルソン(クレタス・キャサディ/カーネイジ)ほか

映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」解説

この解説記事には映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

1996年。フランシス・バリソンは音を操り音波で攻撃することができる特殊能力を持っていました。孤独だった少女フランシスが唯一心を通わせていたのがクレタス・キャサディという少年。

しかし、彼女の能力に目をつけた科学者は、密かに佇むレイヴンクロフト研究所へ隔離するために孤児院から連れ出そうとします。その移送中に、フランシスは護衛に当たっていた若い警察官を音波で攻撃し逃亡を図りましたが、反対に警察官に撃たれてしまいました。

そして現代。クレタス(ウディ・ハレルソン)は全米を震撼させるシリアルキラーとなり、刑務所に収監されていました。彼が取材記者として指名したのは、はぐれジャーナリストのエディ・ブロック(トム・ハーディ)。

しかし取材を終えると、エディの中にいるシンビオート・ヴェノムは独房の壁にクレタスが描いた風景画を見逃しませんでした。描かれていたのは、未解決殺人事件に関する場所。これによりクレタスの新たな罪が明らかになり死刑が確定しました。

この事件が大きく取り上げられ、エディは一躍花形記者へと返り咲きました。しかし、マリガン刑事(スティーヴン・グリアツ)はエディに出し抜かれ、イラつきを露わにします。

そんな中、エディから連絡を受けたマリガン刑事は、フランシス(ナオミ・ハリス)が生きていることを知りました。実はマリガンはかつてフランシスを撃った警官だったのです。
彼女は能力を抑え込まれ秘密裏にレイヴンクロフトの地下施設に収容されていたのでした。

一方、人生が順調に回り始めたかに見えたエディでしたが、かつての恋人アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)が医者のダン(リード・スコット)と結婚すると打ち明けられてショックを受けます。

再びクレタスがエディに最後の面会を求めてきました。彼はエディを激しく非難し、それに怒ったヴェノムはエディの身体を使ってクレタスに掴みかかりました。その時、クレタスはエディの手を噛み、口に残ったエディの血に違和感を覚えます。

その夜、エディとヴェノムは、大喧嘩となりました。アンのことやクレタスについて、そして何よりもヴェノムは自由になりたいとエディに詰め寄るのです。激怒したヴェノムはエディの身体を捨てて外へ出ていきました。

ついに死刑執行を迎えたクレタス。
しかし、エディの血を介して身体の中に入り込んだシンビオートが、クレタスに注入された薬物に反応し、おぞましい姿のカーネイジへと変異。それはまるで“赤いヴェノム”とも言うべき怪物。刑務官や所長をなぎ倒し殺戮しながら脱走してしまいます。

カーネイジの力を使って、フランシスが生きていることをつきとめたクレタスは、レイヴンクロフトを襲い彼女を救出。さらには2人が育った孤児院を訪れて放火しました。

その頃、いつも事件の中心にエディがいることを怪しんだマリガンは、エディを警察署へ連行。事情を聞こうとしますが、エディはこれを拒否。弁護士としてアンを指名しました。

エディからヴェノムが抜け出したことを知らされたアンは、サンフランシスコの街で人から人へ寄生を繰り返すヴェノムを見つけると、説得し連れ戻します。途中、警察署からエディを救出し、仲直りすると再び一体となりました。

しかし、クレタスとフランシスにはプランがありました。
大聖堂で結婚式を行い、そこへ復讐したい人を招待してまとめて処分しようと考えていたのです。

フランシスを撃ったマリガンと、エディをおびき寄せるためのアンが捕まり、大聖堂へと連れて来られました。ダンからアンが連れ去られたこと知ったエディはすぐ大聖堂に向かい、カーネイジと対峙。しかしヴェノムはカーネイジに苦戦を強いられます。

フランシスはマリガンに復讐を果たすべく、音波で攻撃し倒しました。

しかし、カーネイジとクレタスの関係にズレが生じてきます。シンビオートは音と炎に弱いため、カーネイジはフランシスが邪魔になり殺そうとします。クレタスは必死に止めましたが、崩れ落ちた鐘の下敷きとなりフランシスは死んでしまいました。

エディとクレタスはフランシスの音波で身体からシンビオートが分離。1対1の闘いになりましたが、再び合体したヴェノムがカーネイジの頭を食いちぎり戦いは終わりました。

こうしてエディたちは大聖堂から脱出しましたが、死んだと思われたマリガンは生きていました。

騒動が終わり、南国のビーチでのんびりバカンスを過ごすエディとヴェノム。
その夜、ホテルの部屋でヴェノムはエディに自分が生まれ育った故郷であるシンビオートの世界の話をしました。

すると次の瞬間、エディたちは今までいた部屋とは別の部屋へ飛ばされたのです。テレビからスパイダーマンの正体がピーター・パーカーであることを報じるニュースが流れていました。

以上、映画「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」のあらすじと結末でした。

Leave a Comment