映画「セブンス・サン 魔使いの弟子」ネタバレあらすじ結末と感想

セブンス・サン 魔使いの弟子の紹介:2014年アメリカ,イギリス,カナダ,中国映画。ジョゼフ・デレイニーの小説「魔法使いの弟子」を映画化。18世紀の中世を舞台に、悪の魔女マルキンをめぐって魔法使いのグレゴリーと弟子のトムが奮闘します。セリゲイ・ボドロフが監督を務め、ジェフ・ブリッジス、ジュリアン・ムーア、ベン・バーンズ、アリシア・ヴィンキャンデルが出演するファンタジー映画です。
監督:セルゲイ・ボドロフ 出演:出演者:ジェフ・ブリジッス(マスターグレゴリー)、ベン・バーンズ(トム・ウォード)、ジュリアン・ムーア(マザー・マルキン)、アリシア・ヴィキャンデル(アリス)、アンチュ・トラウェ(ボニー・リジー)、オリヴィア・ウィリアムズ(トムの母親)、ほか

映画「セブンス・サン 魔使いの弟子」解説

この解説記事には映画「セブンス・サン 魔使いの弟子」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

魔女の存在が恐れられる中世。一人の邪悪な魔女の女王マルキン(ジュリアン・ムーア)を魔法使いのグレゴリー(ジェフ・ブリジッス)が穴に閉じ込めました。マルキンを封じはしても、倒したわけではありません。

10年の月日が流れたある夜のこと、マルキンは封じられた穴を破壊して出てきます。魔女に憑りつかれた少女の話を聞き、弟子のウィリアムと駆けつけたグレゴリー。退治するうちに、封じたはずの魔女マルキンだと気がつきました。二人はマルキンを倒そうと全力を尽くしますが、ウィリアムは闇に飲まれてしまいます。

力の増したマルキンを今の自分では倒すことができないと悟り、必ず倒すと宣言して特別な力をもつ「7番目の息子」を探すために旅立ちました。

グレゴリーの探し人はある農場で見つかります。7番目の息子、ウォード家のトム(ベン・バーンズ)は未来を予知する不思議な力を持っていました。トムを譲ってもらうために大金を渡し、息子を案じる母親がお守りのペンダントを渡します。

グレゴリーから逃れたマルキンは悪の要塞へと戻ります。自分と同じように悪の道を歩む魔女リジー(アンチュ・トラウェ)たちと、世界を悪で満たすため、部下を集め準備を始めていました。

トムはグレゴリーの弟子となり、旅をする途中で町に立ち寄りました。そこで一人の女性に出会います。名はアリス(アリシア・ヴィキャンデル)、未来を見ることができるため、人々から恐れられ、魔女狩りの対象となっていました。

トムはアリスを救い出します。アリスとはその場で別れますが、お互い引かれ合うものを感じ、何度も会うようになります。アリスは、魔女でもマルキンの仲間の魔女リジーの娘で、マルキンが用意したスパイでした。

マルキンを危険だと感じ、マルキンの側から母親を離そうとしますがうまくいきません。リジーはグレゴリーによって全て奪われ、追い払われたという過去を持っていました。そのためアリスの話にも頑強に反対しました。

トムはマルキンとの対決に向けて修行を積みますが、本来であれば長い時間をかけて行う修行を一週間もないなかで進めなければなりません。最強の杖ナナカマドの杖を手に、熱心に修行に励むトムに、グレゴリーも熱意をもって応えます。

トムは川の側でアリスと会いました。二人の手が触れ合った時、青い火花が散ったことで運命の人だと気づきます。アリスはトムに、魔女にも良い魔女もいるのだと訴えました。

旅の途中、マルキンの部下と戦いましたが、トムはとどめを刺すのをためらいました。トムの様子を気にしたグレゴリーは、自分が過去に後悔したことを話しました。

今は倒すべき魔女となっているマルキンですが、グレゴリーにとっては愛する女性でした。マルキンは、自分がもつ大きな力を支配や殺戮に使います。この時グレゴリーの妻となったレベッカは命を落としてしまいます。今でも愛してると言ってマルキンを油断させ、穴の中に閉じ込めることに成功しました。ここでマルキンの命を奪うのが一番だったのですが、グレゴリーにはできませんでした。その時の後悔と無念、反省をトムに伝えることで、敵に情けをかけないようにと忠告します。

途中で巨大な魔物と遭遇したせいで、トムは一人になり、魔女リジーが現れトムの身に危険が迫ります。危なかったものの、母から渡されたペンダントのおかげでトムは身を守ることができました。ペンダントについているウンブラの石、これは女王のものであり、魔女を守る石です。

マルキンはこの石を利用して大きな力をふるっていました。トムの母親は石を奪い、マルキンは力を削がれてしまいます。魔女であるトムの母親は、マルキンを閉じ込める時に大きな役割を果たしました。マルキンはトムからウンブラの石を奪うため、石を持ってくればトムは助けるとアリスに交換条件を出しました。

トムを助けたいアリスはウンブラの石を奪いに向かいます。マルキンはトムやグレゴリーだけでなく町へも攻撃を仕掛けます。ペンダントがないまま町を守ったトムの母親はそのまま命を落としました。

トムから石を奪うために現れたアリス。トムは石を奪われてしまい、グレゴリーからは忠告を受けます。トムはアリスのことを心から信頼していました。トムとグレゴリーの前に敵が現れますが、懸命に戦ったにもかかわらずトムはナナカマドの杖と一緒に崖の下へと落ちてしまいます。

急いで助けようとしたもののグレゴリーは捕まってしまいます。崖の下で気を失っていたトムの前に、母親の亡霊が現れ、ペンダントを使うことでマルキンを倒せると助言します。アリスからウンブラの石を受け取ったマルキンは巨大な力を使い、目の前にいるグレゴリーを闇の中へ引きずり込もうとしました。

トムの命を救いたいがためにトムから石を奪ったアリス。マルキンの様子を見て考え直し、石を盗み出すことに成功しました。アリスの身を守るためリジーは命を落としました。ウンブラの石の力でマルキンの部下を倒し、グレゴリーはマルキンの前に立ちます。

マルキンを倒すために準備をしてきたグレゴリーですが、過去に止めを刺せなかったように、今回もためらいを見せます。逆にマルキンに命を奪われそうになります。この窮地に現れたのはウンブラの石を身につけたトム。

トムが投げたナイフがマルキンの命を奪います。マルキンは往生際悪くトムに憑りつくと叫びますが、火をつけて燃やし、今度こそ終わりを迎えます。魔女マルキンを倒し過去からの争いに決着が着きました。

全てが終わりグレゴリーは旅立ちますが、トムはこの地にとどまり魔法使いとして生きていくことを選びました。グレゴリーから烙印をもらい、マスターとして認められます。

以上、映画「セブンス・サン 魔使いの弟子」のあらすじと結末でした。

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