映画「ジャバーウォッキー」ネタバレあらすじ結末と感想

ジャバーウォッキーの紹介:1977年イギリス映画。樽職人デニスは父に勘当され愛する女性からも見捨てられます。彼は成功を目指して王様の暮らす城に向かいます。しかし城内はモンスターに怯える避難民であふれ、王様は悩んでいます。デニスは城内で村では考えられない体験をします…。本作は1970年代の伝説的な名作で、今回4Kレストア版が完成、再び注目を集めています。
監督:テリー・ギリアム 出演:マイケル・ペイレン(デニス・クーパー)、マックス・ウォール(ブルーノ懐疑王)、テリー・ジョーンズ(密猟者)、デボラ・ファレンダー(王女)、ジョン・ル・メスリエール(パセルリュー)、アネット・バッドランド(グリゼルダ・フィッシュフィンガー)、ハリー・H・コルベット(従者)、ほか

映画「ジャバーウォッキー」解説

この解説記事には映画「ジャバーウォッキー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

大昔のイギリスの森、一人の男(テリー・ジョーンズ)がモンスターに襲われます。その時代のイギリス人はモンスターの襲来に怯えていました。人々は王様のいる城内の町に避難したのですが、まだ避難していない人々が住む森の村がありました。

デニス(マイケル・ペイレン)は村の樽職人で、客であるフィッシュフィンガーの注文を安売りしようとすると、樽職人の父から「俺の樽は長持ちする、安売りするな。」と怒鳴られます。デニスはフィシュフィンガーの娘グリセルダ(アネット・バッドランド)に求愛しますが相手にされません。

デニスの父は病気で死ぬ間際、デニスに「金儲けに関心があり、樽職人の仕事がわかっていない」とし、親子の縁を切ります。デニスは城に行き、成功して村に戻ってグリセルダと結婚することを誓います。彼はグリセルダにお別れに行くと「新しいポテトをもってこい!」と古いポテトを投げつけられます。

城にはブルーノ(マックス・ウォール)という王様がおり、モンスターに怯えている様子です。城内には避難民と、混乱を利用して金儲けをする商人が多数います。王はモンスターの件で会議を開くことにします。会議では避難民がモンスターに村を破壊された状況を訴えます。

デニスは城に到着し、避難民の長い行列に並びます。彼は警備に止められて持ち物検査を受け、グリセルダから投げつけられたポテトを取り上げられます。彼はポテトを取り返し、彼女との思い出の品だと言います。デニスは城に入れてもらえませんでした。

モンスターに悩む王様は、臣下のパセルリュー(ジョン・ル・メスリエール)と、ジョスト(昔のヨーロッパで行われていた、二人の馬に乗った騎士の一騎打ちの競技)について計画します。彼はトーナメントの勝者をモンスターと戦わせ、娘である王女(デボラ・ファレンダー)と結婚させることを計画します。王様は王女にトーナメントについて説明します。

デニスは城の周辺をさまよい、モンスターの悲鳴を聞きます。彼は村に帰れずに森で寝ます。しかし城の門の番人が用を足している隙に城内に忍び込みます。デニスは避難民であふれ、また、避難民に物を売る商人であふれる城内をさまよいます。

彼は同じ樽職人の男に会います。デニスは樽職人がギルド(職人の組合)に支配されている現実に失望します。デニスは城内で王様によるジョストのトーナメントの開催を知ります。勝者には王女との結婚と、領土の半分が与えられるといい、人々は興奮します。

城内ではトーナメントが開催され、多くの参加者と見物人が訪れます。デニスは城内をさまよい食べ物を拾おうとしますが、うまくいきません。彼はジョスト用の鎧の工場に忍び込み、そこで作業効率の悪さに驚き作業者にアドバイスしますが、相手にされません。

デニスはレッド・ヘリング騎士の従者(ハリー・H・コルベット)に助けられ、食事を与えられます。従者は飲み屋の女性と仲良くなり出ていきます。デニスはその女性の夫にからまれて脅されますが、なんとか逃げ出します。男はデニスを追いかけますが、城内の警備のものに捕らえられます。

二人は、王の前に連れて行かれます。王はパセルリューたちとモンスター、ジョストの件で会議中。そこへ、捕らえられたデニスと男が連れてこられます。男は王の前で暴れはじめ、男に有罪が宣告されます。デニスは逃げ出します。

デニスは城内を逃げ回り、王女の部屋にたどり着いてしまいます。王女の従者は驚きますが、彼女はデニスを遠くから来たプリンスだと勘違いしてしまいます。彼女はデニスに求愛し、デニスは、村にグリセルダとという好きな女性がいるといい、逃げようとします。グリセルダはデニスに、尼に変装して逃げろといいます。

デニスは逃げるものの、宗教集団に捕まります。彼らは尼の姿をしたデニスを悪魔と思い、彼を殺して神への生贄にしようとします。デニスはなんとか逃げ出します。王と王女、パセルリューはジョストのトーナメント観戦に向かいます。

ジョストの戦いは激しくなり、けが人が続出し流血の事態になります。王様とバセルリューはこのままでは、だれもモンスターと戦えなくなるとを心配します。デニスは従者と再会しますが、従者の主人レッドヘリング騎士がジョストに勝つと、女性と別れなくならなければなると動揺し、デニスを従者にしてしまいます。

従者は女性と寝ていますが、モンスターの叫び声に怯えます。有罪を宣告された男は、看守に賄賂をわたして脱獄します。彼は妻のもとにもどり、従者から妻を取り返します。

ジョストの結果はレッドヘリング騎士が勝ち、王の前に行きます。彼の従者になったデニスも彼に付き添います。デニスとレッドヘリング騎士はモンスターとの戦いに向かいます。レッドヘリング騎士とデニスは、悪人に捕らえられたグリセルダと故郷の村人に出会います。

レッドヘリング騎士は悪人を退治します。デニスはポテトを見せてグリセルダを心配しますが、彼女はレッドヘリング騎士に恋をしてしまいます。

城内では、モンスターが退治されて混乱が終わると、金儲けできなくなる商人がブラックナイトという騎士を雇います。彼らはブラックナイト騎士にレッドヘリング騎士を暗殺させようとします。デニスとレッドヘリング騎士はブラックナイト騎士に出会います。ブラックナイト騎士はデニスとレッドヘリング騎士を襲い、レッドヘリング騎士を殺します。

ブラックナイト騎士はデニスを殺害しようとしますが、そこにモンスターが現れます。ブラックナイト騎士はモンスターに殺されます。モンスターはデニスを襲いますが、デニスはモンスターを倒します。

デニスはモンスターの首を持って城内に戻ると、英雄として迎えられます。グリセルダは彼に求愛しますが、王は王女とデニスを結婚させ、領土の半分を彼に与えます。デニスと王女はハネムーンに出かけるのでした。

以上、映画「ジャバーウォッキー」のあらすじと結末でした。

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