映画「ザ・フラッシュ」ネタバレあらすじ結末と感想

ザ・フラッシュの紹介:2023年アメリカ映画。DCコミックスのスーパーヒーローのひとりであり、「ジャスティス・リーグ」の一員でもある「ザ・フラッシュ」の戦いを描いたSFアクション巨編です。「DCエクステンデッド・ユニバース」(DCEU)の第12作となる本作はフラッシュの過去を巡る因縁、そしてその過程で遭遇することになるマルチバース絡みの事件を描きます。本作では『バットマン』(1989年)、『バットマン リターンズ』(1992年)でバットマンを演じたマイケル・キートンが約31年ぶりに同役にカムバックしているほか、さらなるサプライズも用意されています。
監督:アンディ・ムスキエティ 出演者:エズラ・ミラー(バリー・アレン/フラッシュ)、サッシャ・カジェ(カーラ・ゾー=エル/スーパーガール)、マイケル・シャノン(ゾッド将軍)、ロン・リビングストン(ヘンリー・アレン)、マリベル・ベルドゥ(ノラ・アレン)、キアシー・クレモンズ(アイリス・ウェスト)、アンチュ・トラウェ(ファオラ=ウル)、ジェレミー・アイアンズ(アルフレッド・ペニーワース)、テムエラ・モリソン(トーマス・カリー)、イアン・ロー(少年時代のバリー・アレン)、シアーシャ=モニカ・ジャクソン(パティ・スピヴォット)、ルディ・マンクーソ(アルバート・デズモンド)、ルーク・ブランドン・フィールド(アル・ファルコーネ)、ガル・ガドット(ダイアナ・プリンス/ワンダーウーマン)、ジェイソン・モモア(アーサー・カリー/アクアマン)、ジョージ・クルーニー(ブルース・ウェイン)、ニコラス・ケイジ(カル=エル/クラーク・ケント/スーパーマン)、ベン・アフレック(ブルース・ウェイン/バットマン)、マイケル・キートン(ブルース・ウェイン/バットマン)ほか

映画「ザ・フラッシュ」解説

この解説記事には映画「ザ・フラッシュ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

“フラッシュ”ことバリー・アレンは別次元“スピードフォース”から力を引き出し、超高速で活動する能力を持つメタヒューマンであり、セントラルシティの警察法医学捜査官として働きながらスーパーヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」の一員として活動しています。

ある日、バリーはジャスティス・リーグのリーダーであるゴッサムシティの大富豪“バットマン”ことブルース・ウェインの執事アルフレッド・ペニーワースから要請を受け、崩壊した病院から人々を救出する作業にあたりました。その一方で病気から死のウイルスを盗み出そうとする者がいましたが、バットマンと同じくジャスティス・リーグの一員であるワンダーウーマンによって阻止されました。

翌日はバリーの母ノラの殺害容疑で服役中の父ヘンリーの上訴審です。まだバリーが幼かった頃のあの日、ヘンリーはノラが買い物の際に買い忘れたトマト缶を買いに外に出ました。ところが、ヘンリーが帰宅するとノラは何者かによって刺されており、バリーに通報させて救急車を呼ぶもののノラはそのまま絶命してしまいました。ヘンリーのアリバイを証明するものはスーパーの防犯カメラだけでしたが、そこに映っていたヘンリーらしき人物は顔を下に向けていたために本人とは特定できないものでした。

上訴審前日の夜、バリーは自らの能力を使って無我夢中で走ると時間をさかのぼることができることに気付きました。バリーはこの能力を使えば過去を変えることができると思い付きましたが、自らも両親を殺された過去を持つブルースは「悪い過去が今の自分たちを作った」と説いたうえで過去を変えることは危険だと忠告しました。

その後、バリーは学生時代からの友人で「ピクチャー・ニュース」ジャーナリストのアイリス・ウェストと会いました。アイリスと会話しているうちに、ノラを殺した真犯人は自宅に空き巣に入った泥棒だということを確信していたバリーは、あの時ノラがトマト缶を買い忘れなければヘンリーが外出することもなく、ノラは死なずに済んだのではないかと考えました。

そこでバリーは自らの能力を使ってノラが殺される直前の時間に向かいました。バリーはブルースの忠告を踏まえてできるだけ元の時間への影響を最小限に留めるべく、ノラの買い物カゴにトマト缶を置くだけにしておきました。ところが、元の時間に戻ろうとしたバリーは途中で自分と同じ能力を持つ謎の人物に邪魔され、元の時間ではなく10年前の2013年の世界に飛ばされてしまいました。

2013年に飛ばされたバリーはノラが生きていることを確認しました。バリーはそこで当時18歳だった過去のバリーと出くわし、今の自分とは違って性格が軽く自由奔放な過去の自分に呆れ果てました。

バリーはそのまま元の時間に戻ろうとしましたが、この時間の30分後にバリーがフラッシュの力を得る出来事が起こるということを思い出しました。あの時、法医学捜査官のインターンシップ中だったバリーは落雷に遭い、薬品を浴びたことでフラッシュの能力を得たのです。

しかし、過去のバリーはノラが生きていることで法医学ではなく経済学を専攻しており、バリーはこのままでは自分は能力を得られなくなるのではないかと考えました。そこでバリーは過去のバリーをこれから落雷事故が起こる場所へ連れて行き、過去のバリーはフラッシュの力を手に入れましたが、引き換えとしてバリーは力を失ってしまいました。

バリーは仕方なく過去のバリーにフラッシュの力の使い方を教えていましたが、スーパーマンの故郷である惑星クリプトンからゾッド将軍が地球に降り立ったことをニュースで知り驚愕しました(2013年は『マン・オブ・スティール』の舞台でもある)。

スーパーマンとゾッド将軍との戦いの顛末を知るバリーは、この戦いで数多くの犠牲者が出ていることから、少しでも犠牲者を減らすべくジャスティス・リーグのメンバーを集めることにしましたが、バリーが歴史を改変した影響なのか、この世界にはアクアマンやワンダーウーマンなどのメタヒューマンは存在しておらず、サイボーグはまだ改造手術を受ける前でした。

それでもバリーは過去のバリーからこの世界でもバットマンが存在していることを知り、ゴッサムシティのウェイン邸へと向かいました。

そこで会ったブルース・ウェインは元の世界のブルース(ベン・アフレック)ではなく、マルチバースのひとつである『バットマン』(1989年)と『バットマン リターンズ』(1992年)の世界のブルース(マイケル・キートン)でした。元の世界のブルースとは生まれた時代が違うというこの世界のブルースは年老いており、既にこの世界のアルフレッドは他界していました。それでも、バリーの話を聞いたブルースはこの世界に起こっている出来事の原因はバリーがトマト缶をノラのカゴに入れたことによるものだと推測しました。

バリーはブルースのネットワークにより、おそらくスーパーマンが乗っているであろう宇宙からの落下物がロシアの基地に回収されたことを知りました。バリーはブルースや過去のバリーと共にロシアに乗り込み、落下物のところに辿り着きました。

落下物の中にはスーパーマンはおらず、乗っていたのはスーパーマンのいとこである“スーパーガール”ことカーラ・ゾー=エルでした。スーパーマンに匹敵する超人的な能力を持つスーパーガールは、スーパーマンを守るために送り込まれたことを明かしました。

スーパーガールはゾッド将軍を倒すためにバリーたちと手を組むことにし、バリーはブルースやスーパーガールの協力を得て落雷事故を再現し、再びフラッシュの力を取り戻すことに成功しました。
バリーと過去のバリー、バットマン、スーパーガールはゾッド将軍の軍団と戦い始めましたが、スーパーマンは既に殺された後であり、バットマンとスーパーガールは為す術なく倒されてしまいました。

過去のバリーは絶望的な状況を打破すべく、自らの能力を使ってバットマンとスーパーガールが倒される前の時間に戻りましたが、それでも二人を救うことができませんでした。それでも決して諦めず、何度も何度も時間をさかのぼり続ける過去のバリーでしたが、何度挑戦してもゾッド将軍の勝利という結末だけは変えることができませんでした。

その時、バリーをこの2013年の世界に追いやった人物が姿を表しました。その人物の正体はなんと過去のバリーの未来の姿でした。未来の過去バリーの目的は過去のバリーにフラッシュの力を授けたうえで永遠のループを作ることでした。やがて歴史改変の影響は次第に他のマルチバースにも影響を及ぼし、あらゆる世界の崩壊が始まりました。

バリーは世界の崩壊をくい止めるため、未来の過去バリーと対決する決心をしました。闘いの末、過去のバリーは未来の自分の攻撃を受けて命を落とし、そして未来の過去バリーも消滅しました。バリーは世界を救うため、ノラが助からない結末を選ぶという苦渋の決断をしました。

ノラが殺される日に向かったバリーは他人のフリをして彼女と会話をし、永遠の別れを告げると買い物カゴからトマト缶を取り出しました。そしてバリーはトマト缶を本来置いてあった棚の下の段から上の段に移し、元の時間へと戻りました。

そして迎えたヘンリーの上訴審。トマト缶の位置が変わったことでヘンリーの顔がはっきりとスーパーの防犯カメラに映っていたことにより、ヘンリーは晴れて無罪を勝ち取りました。裁判が終わった後、バリーはアイリスを夕食に誘いましたが、そこにブルースが現れました。ところがこのブルースは、本来のブルース(ベン・アフレック)や2013年のブルース(マイケル・キートン)ではなく、『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(1997年)の世界のブルース(ジョージ・クルーニー)でした。

その夜、バリーは酒に酔ったアクアマンにこれまでの体験談を話しました。アクアマンはまともにバリーの話を聞いてはくれませんでしたが、バリーはこのアクアマンは自分が知る本来のアクアマンであることを確信していました。

以上、映画「ザ・フラッシュ」のあらすじと結末でした。

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