映画「AIR/エア」ネタバレあらすじ結末と感想

AIR/エアの紹介:2023年アメリカ映画。経営難だったナイキがマイケル・ジョーダンと契約をし、大人気シューズ「エアジョーダン」を完成させるまでの秘話を、マット・デイモン、ベン・アフレックのコンビで作り上げた作品。信念を持ち、諦めず進んでいく主人公ソニー・ヴァッカロの姿に注目です。
監督:ベン・アフレック 出演:マット・デイモン(ソニー・ヴァッカロ)、ベン・アフレック(フィル・ナイト)、ジェイソン・ベイトマン(ロブ・ストラッサー)、クリス・メッシーナ(デヴィッド)、マーロン・ウェイアンズ(ジョージ)、クリス・タッカー(ハワード)、ヴィオラ・デイヴィス(デロリス・ジョーダン)、ほか

映画「AIR/エア」解説

この解説記事には映画「AIR/エア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

1984年のアメリカ、主人公のソニー(マット・デイモン)はナイキのバスケットボール部門で、新しく契約する選手をスカウトする仕事をしていました。このときのナイキはコンバース、アディダスに次いで3番目のシェア率17%と苦戦を強いられています。

予算を25万ドルに抑えられたあげく、有望な若手選手を発掘しなければならず、ソニーは旧友でナイキCEOであるフィル(ベン・アフレック)に予算の増額を直訴しますが、予算を変えられることはありませんでした。

選手の発掘にも苦戦するソニーでしたが、これはという選手が目に入ります。それは、後にバスケットボールのスーパースターにまで上り詰めるマイケル・ジョーダンでした。

予算を全てマイケル・ジョーダンに注ぎ、契約を取るべきだと訴えるソニーでしたが、周囲からの反対を受けてしまいます。

マイケル・ジョーダンこそ我が社にと突き進むソニー。マイケル・ジョーダンの代理人であるデヴィッドからは勝手な行動は止めるよう釘を刺されますが、必死なソニーはアポなしでマイケル・ジョーダンの実家を訪れ、実質マイケル・ジョーダンのマネジメントをしている母親のデロリス(ヴィオラ・デイヴィス)に会います。

ソニーはコンバースやアディダスならこう動くという予測をデロリスに語り、もしこれが正しかったらナイキの話も聞いて欲しいと、それくらい息子さんには価値があると告げて去っていきました。

デヴィッドには烈火の如く叱られてしまったソニーでしたが、これで前に進むしかないと、これまでにない画期的なシューズの開発に取り掛かります。

ジョーダン一家は各社の契約交渉を聞きにやってきます。コンバース、アディダスと話を聞いてきましたが、両社ともソニーの予測した通りの内容だったので、一家は約束通りナイキの話を聞きにやってきたのです。

マイケル・ジョーダンに合うシューズの開発は進み、ジョーダンの名前を入れ、まさにマイケル・ジョーダンのシューズとなった「エアジョーダン」。NBAの規定から明らかに違反し罰金を取られることになるのですが、ナイキが全て負担をすることにしました。

プレゼンが始まり、予定通り話は進みますが、ソニーが突如全てを止め、台本にはなかった話を始めます。「君がシューズを履き、シューズに意味が生まれる。人は忘れられるものだが、これで君は永遠に忘れられない、君にはそれだけの価値がある。」

ソニーの熱い言葉に、始めは乗り気でなかったマイケル・ジョーダンも心動かされます。後日、デロリスから契約を結ぶとの連絡が入ります。

テロリスは契約を結ぶ条件を一つ付け加えました。それはエアジョーダンの売り上げの一部をジョーダンに支払うということでした。これは業界的にも前例のないことで、それはとても受け入れれないとソニーは話しますが、デロリスは折れようとしません。

一旦フィルに相談すると、フィルは「お前の信じた選手だ。それだけの価値があるんだろ?」と前例のない契約を受ける決断をしました。ソニーは覚悟を決め、契約を結びます。

多くの人に支えられて完成したエアジョーダンの契約締結に、社内の全員が歓喜します。多くの人の支えと犠牲のおかげで発売されたエアジョーダンは、初年度1億6200万ドルも売り上げ、マイケル・ジョーダンは見込み通りスーパースターの階段を駆け上がって行きます。

エアジョーダンは今でも年間40億ドルもの売上を上げています。

以上、映画「AIR/エア」のあらすじと結末でした。

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