映画「アンダーカバー・じーさん」ネタバレあらすじ結末と感想

アンダーカバー・じーさんの紹介:2017年カナダ映画。やっとのおもいで、片思いのアンジーをパーティーに誘ったジェイクでしたが、元軍人のおじいちゃんを送っている最中にアンジーが行方不明になります。秘密部隊にいたおじいちゃんの血が騒ぎ、おじいちゃんは昔の仲間を集め、ジェイクと共にアンジーを助けるため行動に出ます…という内容のコメディドラマです。主役のおじいちゃんには、『ゴッドファーザー』でソニー役で有名になったジェームス・カーンが演じています。
監督:エリック・カニュエル 出演者:ジェームズ・カーン(クロフォード爺さん)、ジェシカ・ウォルター(マディ)、ルイス・ゴセット・Jr(マザー)、ディラン・エベレット(ジェイク)、ポール・ソルビノ(ジョバンニ)、ケネス・ウェルシュ(ハリー)、ほか

映画「アンダーカバー・じーさん」解説

この解説記事には映画「アンダーカバー・じーさん」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

ジェイクは、幼馴染でソフトボールのエースであるアンジーに恋しています。アンジーにはトッドという彼氏がいて、ダメもとでもパーティーに誘いたいジェイクでしたが、運よくアンジーから話しかけてきます。アンジーが「トッドとは別れた」と言った事から、ジェイクが思い切ってパーティーに誘うと、あっさり「今夜8時に迎えに来て」と言ってくれました。

喜んで家に帰ったジェイクに、母が「今日はおじいちゃんと夕食をする日よ」と押し切られます。テレビでは政治犯のコメンコが捕まり、その後、心臓発作で死んだニュースが流れています。

仕方なく早々に食事会を済ませると、母が「パパと出て行くから、おじいちゃんをホームまで送って行って」と言われます。ジェイクはアンジーに「先に行ってて」と電話をし、爺ちゃんを車で送ります。

その途中、アンジーから「車が壊れたから迎えに来て」と言われ、爺ちゃんを乗せたまま向います。言われた場所にはアンジーの姿は見えず、携帯電話が落ちています。爺ちゃんが周囲を調べると薬きょうが落ちています。爺ちゃんは「アンジーはさらわれた、ついて来い」と言ってジェイクを連れて歩きはじめました。

爺ちゃんは軍にいた頃『悪魔の手下』と呼ばれる秘密部隊を率い、中東や北朝鮮などに潜入し、数々の実績をあげてきた話をいつもしていました。ジェイクはそれが妄想だと思っていましたが、武器の密売所へ行った爺ちゃんは、素早い動きで売人たちを拉致し、「最近武器を誰に売ったんだ!」と問い詰め、ジェイクは驚いてしまいます。

そこへ政府の部隊がやってきて、売人たちを捕え、爺ちゃんとジェイクはビルの一室へと連れて行かれます。マディという女性が出てきて、ジェイクに「おじいちゃんは認知症だ、治療が必要だ」と言います。

そのころ、アンジーはグラコメア人の兵士たちに捕らわれ、部屋を抜け出し携帯から911に電話をするものの、再び捕まってしまいます。この電話の音声を聞いていたマディでしたが、爺ちゃんも同じように傍受して聞いています。

そこで爺ちゃんはジェイクを連れ出し、かつての『悪魔の手下』の仲間の元へ向かいます。「政府のサーバにハッキングする」という爺ちゃんの話に、ジェイクは友人のウェンデルを呼び出します。

やがて3人は、爺ちゃんの仲間だったハリー、マザー、ウルフ、ジョバンニの4人と集まります。そして爺ちゃんが、全員にアンジーを助けるための計画を話しはじめます。するとウルスが「歳をとったから静かに暮らしたい、オレは抜ける」と言うと、マザー、ハリー、ジョバンニも同調します。ジェイクが「今まで、世界の人の為に戦ってきたんだろう」と説得を始めると、4人は納得し、作戦を全員で実行することになりました。

爺ちゃんが司令塔になり、4人はそれぞれ昔のようにビルに潜入を試みます。しかし、年齢には勝てず、結局捕まってしまいます。すると死んだはずのコメンコが現れます。アンジーは偶然救急車から出てきた死んだはずのコメンコを見てしまったため誘拐されたのでした。コメンコは「以前マディを助けたのと引き換えに、オレは逃がしてもらう」と言います。

爺ちゃんはかつて、極秘作戦でコメンコの父を始末していたのでした。逃げ場のない状況に、ジェイクがジョバンニの持っていた、手りゅう弾型のライターを投げ込みます。驚いたコメンコらが逃げる隙に、全員が逃げ出し銃撃戦となります。

コメンコはアンジーと連れて上階へ逃げます。アンジーはどうにか逃げ出し、その後はソフトボールのエースらしく、そこらにあるものを次々投げつけて兵士たちを倒します。

一方ジェイクは、コメンコめがけて地雷型の煙幕を投げつけます。視界が無くなり、爺ちゃんが背後からコメンコに襲いかかり地上にを突き落とします。コメンコの部隊を退治し、マディがやってくると、爺ちゃんは心臓発作で倒れてしまいます。

爺ちゃんの葬儀が行われ、悲しむジェイクに『悪魔の手下』のメンバーが話しはじめます。『クロフォード爺さんは現役を辞める時に、コメンコのような奴から逃れる為にバハマかスイスへの移住を勧められていたが、ジェイクの成長を見たくて認知症の真似をして老人ホームに入ったんだ」と教えます。

悲しみも癒え、恋人同士となったジェイクとアンジーが歩いていると、車が近づき爺ちゃんが降りてきます。驚くジェイクに「居たくもない老人ホームから出るには、死んだことにするしかなかった、今後はマディの持っているメキシコの農場へ二人で行く」と言うと、マディが「あなた」と言って車から降りてきました。

以上、映画「アンダーカバー・じーさん」のあらすじと結末でした。

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