映画「ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~」ネタバレあらすじ結末と感想

ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~の紹介:2023年スウェーデン映画。一番楽しかった18歳の誕生日の頃の想い出にふけり、落ちぶれたままのアメリアは40歳の誕生日を迎えます。かつて同じ誕生日ということで、子供の頃から一緒に遊んでいたフィオナに会うと、シンガーソングライターとして成功して光り輝いています。子供の頃フィオナと一緒に埋めたタイムカプセルを掘り起しに行ったアメリアは、トラックに撥ねられてしまうのです。目覚めたアメリアは、自分が40歳のまま18歳の誕生日の日に戻っていたのです。楽しかった18歳をやり直そうと、タイムループを繰り返す中年女性を描いた、ハートフルファンタジーです。
監督:ヨナタン・エツラー 出演:ヘッダ・スティールンステット(アメリア)、マクスウェル・カニンガム(マックス)、エリノア・シルヴェスパレ(モア)、ミリアム・イングリッド(フィオナ)、ヴァンナ・ローゼンバーグ(アメリアの母)、トーヴェ・エドフェルト(大人のフィオナ)、ダヴィド・テイントン(大人のマックス)、エヴリン・モク(カウンセラー)ほか

映画「ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~」解説

この解説記事には映画「ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

18歳の楽しかった誕生日パーティーを思い出すアメリアは、今日が40歳の誕生日。職場のアパレルショップでオーナーと言い争いになり自分から辞めてしまいます。ピザ店に行くと、「誕生日おめでとう」と酒をふるまってくれます。

調子に乗って何杯も飲んでいると、かつての友人フィオナが予約のピザを何枚も取りに来ます。「今日はパーティー?」と聞くアメリアに、フィオラは「あなたはやらないの?」と聞きます。アメリアは「やるわ」と嘘をつき店を出ます。二人は誕生日が同じで、子供の頃から一緒に遊んでいたのです。

ある年にフィアナと埋めたタイムカプセルを掘り起こしに行きます。缶を取り出し、自分への手紙を見ます。あの楽しかった18歳の誕生日の頃に戻りたいと願います。そしてフィオラの手紙を手に取った時、風が吹いて飛んでいきます。

必死で追いかけるアメリアは、走ってきたトラックに撥ねられてしまします。両親の「ハッピーバースデイ」の声に目覚めたアメリアでしたが、両親は若く、実家の自分の部屋でした。「18歳おめでとう」の声にハッとしたアリアナが鏡を見ますが、それは40歳の自分でした。

友人のモアが迎えに来ます。モナには18歳のアメリアに見えているようです。当時の服を着て学校へ行くと、恋人のマックスに会い、肩を組んでの登校です。学校では行事が行われ、体育館でフィオナが自分の作った歌を歌いはじめます。

すると生徒達は「面白くない、出よう」と言って出てしまうのです。必死で歌うフィオナは途中で歌うのをやめていなくなります。アメリアは自分が悪い事をしてるような思いをしながら、モアの家での誕生日パーティーに行きます。

派手に着飾ったアメリアを皆が祝福します。酒を飲みマックスと2階の部屋に行くと、アメリアが積極的に求め愛し合います。40歳のアメリアのテクニックにマックスは圧倒されます。アメリアは「これからのことを考えよう。結婚して子供を作って・・・」と言い出すと、マックスが驚いて「まだ18才なんだ、話が重すぎる。別れよう」と言って帰ってしまいます。

落ち込んだアメリアは、モアが「あの子が自動車部のパトリックよ」と声をかけても相手にせず、酒を飲みまくって眠り込んでしまいます。そして両親の「ハッピーバースデイ」の声で目覚めるのです。

昨日と同じ朝を迎え、周りも昨日と同じです。アメリアは昨日のミスをしないように対応を変えます。しかしマックスに酒をぶっかけてしまい、怒って出て行ってしまいます。モアに「パトリックを呼んでくるわ」と言って、パトリックとキスしてモアとマックスに見られてしまいます。

二人に絶交されて落ち込んだアメリアは、両親の「ハッピーバースデイ」の声で目覚めます。再び昨日のミスを犯さないように、今度はパーティーにいたフィオナに話しかけます。フィオナから聞いた「恋のデジャブ」という映画が今の自分と同じだとわかり、フィオナの母のレンタルビデオショップで見ることにします。映画を見ていたアメリアが途中でやめて「全部私が悪いんだ、すべてを改めよう」と言って帰ります。

4回目の朝はモアの為に動いたものの失敗し、5回目からはフィオナの為に何かしようとします。全て失敗し11回目には、抜け出せないループについて学校のカウンセラーに相談します。

12回目は両親に反抗し、パーティーで悪態をつきます。そしてフィオナに謝り「昔のように戻りたい」と言います。フィオナは「何年も無視してなんなの。自分勝手よ」と言われます。

13回目、両親と話をしてフィオナと7歳の頃に遊んでいたビデオを見ます。楽しそうに遊ぶ二人の姿を見たアメリアは、学校でフィオナの歌を聞こうとしない生徒達にマイクで「皆、歌を聞こう」と呼びかけます。フィオナは最後まで歌い拍手喝さいを浴びます。

アメリアはパーティー会場でフィオナに「タイムカプセルを掘り返しに行こう」と誘います。フィオナが「行かない」と断ると、アメリアは一人で向います。そしてフィオナの手紙を手に取ります。そこへフィオナがやって来ます。

「中を読んだの?」と聞くフィオナに「これから読むわ」と言って中を見ます。「アメリアの恋人になりたい」と書いていたのです。見られたフィオナが逃げます。追いかけるアメリアは走ってきたトラックに撥ねられます。

意識が戻ったアメリアは40歳の時代の自分です。トラックの運転手は40歳のマックスで、なつかしみながらフィオナの家まで乗せて行ってもらいます。シンガーソングライターとして成功したフィオナの家には大勢が集まっています。フィオナと目が合ったアメリアは場違いだと感じて逃げ出します。

子供のころ二人で遊んだ高台にいると、フィオナがやってきます。アメリアはフィオナに謝り「昔のように一緒にいたい」と言います。その時、両親からWEB電話が入ります。画面にフィオナが映っているのを見た両親が「フィオナ!」と呼んで大喜びします。フィオナはアメリアに「私も一緒にいたい」と言ったのでした。

以上、映画「ワン・モア・タイム ~あの日、あの時、あの私~」のあらすじと結末でした。

Leave a Comment