映画「ドライブ・アングリー」ネタバレあらすじ結末と感想

ドライブ・アングリーの紹介:2010年アメリカ映画。カルト教団に孫娘をさらわれ、取り返そうと信者たちを殺しながら追いかけるミルトンと、ミルトンを車に乗せたことがきっかけで、暴力彼氏から助けてもらったパイパー。パイパーが途中で警官を殺してしまったため、ミルトンについて行く羽目になりカルト教団と警察、そして謎の監査役を相手に銃撃戦を繰り返しながら車で走って行くという内容の、アクション作品です。
監督:パトリック・ルシエ 出演者:ニコラス・ケイジ(ジョン・ミルトン)、アンバー・ハード(パイパー)、ウィリアム・フィクナー(監査役)、ビリー・バーク(ジョナ・キング)、シャーロット・ロス(キャンディ)、トム・アトキンス(警部)ほか

映画「ドライブ・アングリー」解説

この解説記事には映画「ドライブ・アングリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

復讐の為、カルト教団の信者3人を追うミルトンは、追い詰めた3人を一人ずつ殺しながら居場所を聞きます。スティルウォーターという場所を聞いたミルトンはテキサスのロードレストランに立ち寄ります。ウエイトレスからその場所を聞くと、「閉鎖された刑務所だ」と言います。

その時、もう一人のウエイトレスのパイパーが店主と大喧嘩をし、「辞めてやる」と言って、店を出て古いチャージャーに乗って走り去ります。しかし途中でチャージャーが故障して止まってしまうと、ミルトンがやって来て「直してやるから乗せていってくれ」と言います。「途中までよ」と言ってパイパーは彼氏の家の前に来るを停め、ミルトンと別れます。

家に入ると彼氏のフランクが見知らぬ女とヤっています。怒ったパイパーが女を追い出し、フランクに「車はもらって行く」と言って殴りつけると、逆にフランクに暴行され始めます。それを見たミルトンがフランクを叩きのめし、パイパーを乗せて走りだします。

そのころレストランには、監査役と名乗る男が現れ、ミルトンの行先を聞いていました。

ジョナ率いるカルト教団の信者たちが、信者の若い夫婦を殺して赤ん坊をさい、ニュースではジョナの行方を追っているという報道がされています。

フランクの家にやってきた監査役は、フランクにミルトンが乗って行った車の車種を聞き、フランクを殺します。かけつけた警官にFBIの手帳を見せ、「ミルトンを探して殺せ、そしたら出世できる」とそそのかし、警官二人に追わせます。

ルイジアナのローの店に寄ったミルトンですが、ローは「死んだはずだ、生きていたのか?」と言います。バーで意気投合したウエイトレスと隣のモーテルでSEXをしていると、カルト教団の信者らが襲いかかります。銃撃戦になりミルトンが信者たちを殺していると、パイパーも隣の部屋からかけつけ、クワで一人を殺します。

モーテルを出ようとすると、今度は二人の警官に阻まれ、パイパーは警官を射殺してしまいます。「巻き込まれた以上、一緒に行く」というパイパーを連れ車で走り出すと、パイパーが銃を突きつけ、なぜこうなったのかを聞きます。「娘が信者になり、殺されたあげく赤ん坊をさらわれた。赤ん坊を取り戻しに行ってるんだ」とミルトンが話します。

監査役が車で追ってきます。ミルトンが神殺しの銃で監査役めがけて撃つと、車は橋から落ちました。走っている途中の教会で、ジョナの車を見つけたミルトンは銃を持って乗りこみます。しかし信者らに銃を向けられ取り囲まれるとジョナが出てきて向き合います。

ミルトンは「娘にくわえさせた時、食いちぎられたから殺したんだろう」と言うと、怒ったジョナはミルトンの目玉を撃ち抜き殺してしまいます。大声でわめき散らすパイパーは信者たちに捕まりキャンピングカーで連れて行かれます。

キャンピングカーの中でパイパーが暴れていると、生きていたミルトンが車で追ってきます。車で体当たりしながら、最後はパイパーがミルトンの車に飛び乗ります。「何故生きているの?」と聞くパイパーに「話している暇はない」とミルトンが言います。

途中で車が壊れ、ミルトンはウエブスターを呼びます。レッカー車でやってきたウエブスターは銃を持って「お前の棺はオレが運んだ、死んだはずだ、何故生きている」と言います。

ウエブスターの工場に着くとシボレーシェベルを渡され、再び二人は走りだします。そのころジョナは警察に電話をし、「教会を襲ったのはミルトンで居場所を知っている」と教えていました。

後ろから複数のパトカーに追われ、前には検問があります。万事休すとなった時、監査役が水素を積んだ車で検問に突入します。これで逃げることが出来たミルトンはスティルウォーターに着きます。広場では、生贄の赤ん坊を中心に信者たちが踊っています。そこへ監査役が現れるとパイパーを捕まえます。監査役は「脱獄した時、どうやって神殺しの銃を盗んだんだ」と聞きますが、ミルトンは答えません。

監査役が「お前一人で行って来い」と言うと、ミルトンはジョナの儀式の場に向います。パイパーは神殺しの銃を手に取り、監査役に向けながらミルトンを追います。ジョナが説法しているとミルトンが車で突っ込んできて、信者たちを殺しまくります。ジョナと信者一人になった時、ミルトンは背後から撃たれ倒れます。そこへパイパーが神殺しの銃を撃ちこみます。反動でパイパーは転倒し、信者は吹っ飛びあたりに閃光が走ります。

立ち上がったジョナはミルトンに「生きている人間ではオレは殺せない」と言うと、落ちていた神殺しの銃でジョナを撃ちます。ジョナは空高く飛ばされ骸骨になって落ちてきました。

監査役は赤ん坊を抱き上げミルトンに渡します。ミルトンは「これで用が済んだ、この子を頼む、ウエブスターも生きている間は見てくれるはずだ」と言って赤ん坊をパイパーに渡します。パイパーは泣きながら別れを告げます。

ミルトンも監査役もすでに死んでいて、ミルトンは地獄の刑務所に収監され、監査役は番人だったのでした。ミルトンはジョナの頭蓋骨で酒を飲み、監査役を乗せ、地獄の刑務所へと向かって走り出しました。

以上、映画「ドライブ・アングリー」のあらすじと結末でした。

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