映画「荒原の女」ネタバレあらすじ結末と感想

荒原の女の紹介:1948年アメリカ映画。最愛の妻を亡くした開拓者ハーヴェィは息子の教育のために、金で買った女レイチェルと形式的に結婚し、名ばかりの結婚生活を続ける。そんな生活に変化をもたらしたのは、ハーヴェィの親友の猟師・ジムの訪れだった。ロバート・ミッチャムが美声を響かせる西部劇。レイチェルの心を射止めるのはハーヴェィ?それともジム?
監督:ノーマン・フォスター 出演:ロレッタ・ヤング(レイチェル)、ウィリアム・ホールデン(ディヴィー・ハーヴェィ[父])、ロバート・ミッチャム(ジム・フェアウェイズ)、ゲイリー・グレイ(ディヴィー[息子])、トム・テューリー(ジャクソン牧師)、サラ・ヘイドン(ジャクソン夫人)ほか

映画「荒原の女」解説

この解説記事には映画「荒原の女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

ハンターのジム・フェアウェイズが、人里離れて暮らす友人の開拓者ディヴィー・ハーヴェィの小屋にギターを弾き語りしながらやってきた。だがハーヴェイの妻スーザンが病気で亡くなったことを知る。スーザンは28歳という若さだった。

ジムとハーヴェィは共にスーザンを愛して、スーザンがハーヴェィを選んだという過去があった。ジムはハーヴェイとスーザンの間の子、ディヴィーを励まして去っていく。がっかりして墓標の前を動けなかったハーヴェイも息子のために立ち直ろうとする。

冬が過ぎて春になる。ハーヴェィは息子のいたずらやだらしない姿を見て、息子を野蛮人にしないためにスーザンの代わりの女手が必要だと考える。息子を連れてもっとも近い白人居留地に出かける。ジャクソン牧師とジャクソン夫人が相談に乗るが、グリーンさんが買った年季奉公の女がちょうどいいということになる。

グリーン家では女手が必要なくなったので安く買えるぞと勧められ22ドルでその女レイチェルを買う。しかし、キリスト教徒の大人の男女が一つ屋根の下に住むのだからと牧師の前で結婚式を挙げさせられる。

居留地を離れるはしけの上で息子に年季奉公って何?とハーヴェィはきかれる。奴隷に似ているけれど年季奉公は賃金を得られるし契約が終わったら自由だ。しかしレイチェルは、もうあなたの妻だから出ていくことはできないと言う。

ハーヴェィにとってこの結婚は名ばかりで、レイチェルに期待されているのは身なりを整え家事をしてディヴィーに勉強を教えることだった。ハーヴェィはレイチェルとの仲を深めることを恐れ、二人の会話は挨拶をするかしないかという程度。ベッドを共にすることもなかった。ディヴィーもレイチェルを母と思うことを拒んだ。

そんな生活にジムの訪問が変化をもたらす。「ハーヴェィ夫人」とジムに呼びかけられるのもレイチェルには新鮮だった。ジムを交えて家族の会話が弾み、ジムが歌を歌う伴奏を頼まれたレイチェルが、スーザンが死んで以来蓋を閉められていたスピネットを弾く。レイチェルがスピネットを弾けることすら知らなかったハーヴェィは驚く。

その夜ジムが去るのを見送った後、ハーヴェィはレイチェルが父親から音楽を教えられたこと、貧しい教師だった父の遺した借金のために年季奉公に出たこと等、尋ねたことがなかったのでこれまで知る由もなかったことをレイチェルから知る。でも、まだディヴィーは彼女を母親と認める気持ちになれていなかった。

翌日、ジムが忘れ物のギターを取りに戻ってくる。珍しくきちんとした服装でたくさんのお土産をもってきた。そして滞在は2週間に及ぶ。彼の滞在をディヴィーは喜んでいるが、ジムとレイチェルが二人で楽しそうにしているのを見るとハーヴェィは気が気でない。

滞在の最後の晩、ハーヴェィとジムは狩りに出る。ハーヴェィはジムが結婚して定住生活を始める気であることを聞きだす。その時、家の方から緊急信号の口笛が聞こえる。山猫が現れてディヴィーが逃げられなくなったのだ。ただ、ハーヴェィとジムが駆けつけるころには、レイチェルが密かに地下倉庫で射撃練習を続けた成果で、山猫を仕留めていた。

翌日、ジムが旅立つとき、ジムはレイチェルを不幸な結婚から救うつもりでハーヴェィにレイチェルを買いたいと申し出てハーヴェィを怒らせけんかになる。ディヴィーからけんかの理由をきいたレイチェルは自分を売りものあつかい、奴隷あつかいしたことに怒り、白人居留地に帰る、22ドル分働いていないと思うなら判事が巡回して来た時に訴えろと言って家を出てしまい、ハーヴェィ、ジム、ディヴィーは彼女を追いかける。

その日は森で4人は野宿することにする。ジムがレイチェルに求婚するのに対して、素直でないハーヴェィは、レイチェルが道に迷ってショーニー族に襲われないか心配でついてきたと言い訳して、「レイチェルに家に帰るように頼みなよ」とディヴィーに言われてやっと、君がよければ家に帰っていいと言うだけだった。

レイチェルが家の方に不思議な火が見えることに気づく。急いでハーヴェィとジムが引き返し、レイチェルもディヴィーを一人で白人居留地に行かせてハーヴェィたちを追いかける。想像していた通り、ハーヴェィの家がショーニー族に焼き討ちされようとしていた。三人で応戦したが、結局地下倉庫に避難する。

朝、ジャクソン牧師や兵士たちがディヴィーとやってきたときは、家はほとんど焼けていていたが、スピネットはまだ音が出た。ジムはショーニー族追跡に参加し、春にまた来ると言って去る。残った三人は食事の用意をしなければならない。ハーヴェィは口答えするディヴィーに「ママ」の言うことを聞くように言い、ディヴィーも納得するのだった。

以上、映画「荒原の女」のあらすじと結末でした。

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