映画「不良探偵ジャックアイリッシュ 2人の父への鎮魂歌」ネタバレあらすじ結末と感想

不良探偵ジャック・アイリッシュ 2人の父への鎮魂歌(レクイエム)の紹介:2012年オーストラリア映画。シリーズ2作目。弁護士から探偵業に転身した主人公が、亡父の旧友の依頼で彼の息子の所在を探すうちに、政府が関わる重大機密に巻き込まれる。
監督:ジェフリー・ウォーカー 出演:ガイ・ピアース(ジャック・アイリッシュ)、マルタ・デュッセルドープ(リンダ・ヒリアー)、アーロン・ペダーセン(キャム・ディルレイ)、ロイ・ビリング(ハリー・ストラング)、ダミアン・リチャードソン(ドリュー・グリアー)、ほか

映画「不良探偵ジャックアイリッシュ 2人の父への鎮魂歌」解説

この解説記事には映画「不良探偵ジャックアイリッシュ 2人の父への鎮魂歌」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

かつて有能な弁護士だったジャック・アイリッシュ(ガイ・ピアース)は顧客の逆恨みで妻を殺害されて以来、酒と競馬に明け暮れる不良探偵。唯一の心の安らぎは職人チャーリーの弟子となって手掛ける家具造りだ。

ある日、ジャックの元に亡父の旧友デスが訪れ、息子ゲリーが老後資金6万ドルを持ち去り行方が分からず、息子名義の彼の自宅も差し押さえ寸前になっていると聞いたジャックは、ゲリーの行方を調べ始める。

知人刑事のバリーに調べてもらうと、ゲリーは度々出張で中東を訪れ、3か月前バンコク経由でドバイから帰国して以降、行方知れずとなっていたことが分かる。彼が勤めていた大企業”トランスクイク”へ行ってみるが、応対に出た弁護士から既に退職したと言われ、警備員に追い出される。

その直後、家具工房が荒らされチャーリーが怪我を負い病院に運ばれる。罪悪感に打ちひしがれながら工房の修復をしているジャックの前に、同じくゲリーを追っているという連邦捜査官デイヴが現れ、手を組もうと言われるが、彼はそれを断る。

ジャックはトランスクイクのCEOレヴェスクと、アフガンの薬物売買に関する記事を書いていたスチュアートの存在を知って、彼の家を訪ねるが不在。

同居人のライアルによれば、3か月前の連絡が最後で、彼は中東市場のコンサルタントをしているカネッティという人物に会おうとしていたと聞くが、バリーによれば、カネッティは元連邦捜査官で彼もまた行方知れずとなっていた。

ジャックはカネッティの妻に夫の行方について尋ねるが、警察官らしき人物から、夫は任務中に事故死したと告げられ、生活の補償と引き換えに口を閉ざすことを要求されたという。最後の電話で彼が”黒潮”という言葉を口にしていたが、その意味は分からないままだった。

直後にデイヴから連絡を受けたジャックは、カネッティが協力者となって行っていた麻薬密輸の捜査に、ゲリーが関わっていることを聞き、彼を見つけたら知らせるよう言われる。その時、何者かに銃撃され、ジャックはデイヴに促されてその場から逃げ去る。

デスからゲリーの車がフィリップ島で見つかったと連絡を受け、島に向かったたジャックは貯水槽でカネッティの遺体を発見する。そして調査会社から3年前、レヴェスクの薬物関与を探る”黒潮”作戦が上層部の圧力により中止になったという議会の答弁の映像と、その議事録を入手した彼は、議事録からは”黒潮”の部分が削除されていることに気づく。

デイヴに詳細を問いただしたジャックは、カネッティはゲリーを尋問した映像を収めたメモリーカードを勝手に公開しようとして、レヴェスクに消されたのだと聞かされる。

そして、スチュアートのところから持ち帰り復元したハードディスクから、レヴェスクの薬物密輸に関するゲリーの証言映像の一部を見た彼はデイヴとともにゲリーが幼い頃過ごしたというタスマニアの親戚宅に向かう。

ジャックとデイヴは隠れ家に恋人と潜んでいたゲリーを確保するが、メモリーカードは既にスチュアートの手に渡っていると告げられる。

ジャックはゲリーからデスの金を取り戻したところで、デイヴとその仲間らがゲリーを射殺、彼らがレヴェスク側の人間だと知ったジャックも狙われるが、間一髪のところでゲリーの恋人に救われる。

ライアルの元へ行き、スチュアートからの土産物の中に潜ませていたメモリーカードを発見したジャックは、それをジャーナリストの恋人リンダに手渡す。公開された映像は薬物密輸が元FBI、CIAが絡んだ国際ビジネスで、レヴェスクの息がかかった企業数社が関与していることのゲリーの証言だった。そしてデスはジャックがゲリーから取り戻した金で家を取り戻すのだった。

以上、映画「不良探偵ジャック・アイリッシュ 2人の父への鎮魂歌(レクイエム)」のあらすじと結末でした。

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