映画「イースター・パレード」ネタバレあらすじ結末と感想

イースター・パレードの紹介:1948年アメリカ映画。日本での公開は1950年。アステアにとってこの2年前に引退を表明して以来のカムバック作品。主人公のダンサーは、パートナーに去られた意地で酒場の歌手をダンサーに仕立て上げようとする。ダンスの基本も知らない彼女だったがコーチを得てやがて二人は大評判を博することになる。ダンスを通して語られるロマンスを描くミュージカル。
監督:チャールズ・ウォルターズ。出演:フレッド・アステア、ジュディ・ガーランド、ピーター・ローフォード、アン・ミラー
ジュールス・マンシンほか

映画「イースター・パレード」解説

この解説記事には映画「イースター・パレード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

イースターサンデーの前日、ブロードウェイのスターダンサー、ドンは恋人同然のパートナー、ナディーンから突然コンビ解消を告げられてしまう。ナディーンはドンに黙って大手興行主ジーグフェルドとソロ契約を交わしていたのだ。コーラスガールだった彼女を手塩にかけて育ててきたドンは大ショック、バーでやけ酒をあおる。怒りと酔った勢いでと、バーのステージに立っていたハンナをナディーンの後釜としてスカウトしてしまう。

翌日、酔いの冷めたドンはすぐに後悔するが、約束通りハンナがスタジオにやってきてしまう。仕方なくレッスンを始めるも、踊りの基本もわからないハンナにドンはがっかり。憂鬱になり街に出るドンが見たのは、イースター・パレードで花形としてカメラマンに囲まれているナディーンの姿だった。それ見てドンは、ハンナを来年のパレードのスターにしてみせると闘志を燃やすのだった。

ドンの猛特訓をこなすも芽の出ないハンナ。ドンの指導するナディーンのイメージを引きずった優雅で高級感のあるダンスはハンナには不向きだった。ドンはハンナの、ナディーンとは異なる魅力を見出しダンスの方向性を変えていく。ハンナは次第にドンに惹かれていくが、ドンが自分を引き立ててくれるのはナディーンを見返すためなのかと不安を抱える。しかしドンもまたハンナにパートナー以上の感情を抱き始めていた。ハンナの天真爛漫な明るさを生かした飾り気のないコミカルなダンスは評判となり、ついにジーグフェルドから契約を持ちかけられる。しかしナディーンと同じ舞台に立つこと嫌ったドンはこれを断ってしまう。

別の興行主と契約したドンとハンナはボストン、フィラデルフィアでの興行を重ね、ついにブロードウェイのショーで大成功を収める。折しもイースターサンデーの前日のことだった。その夜、ドンはハンナを連れてジーグフェルドのショーを見に訪れる。そこでも手厚い祝福を受けている二人を見たナディーンはよりを戻そうと、ドンを無理矢理ダンスに誘う。二人の息の合ったダンスに、ハンナは耐えられずその場を逃げ去ってしまう。

アパートに閉じこもるハンナを必死に説得するドン。最初こそナディーンを振り向かせるためにコンビを組んだが、いつしかナディーン以上にハンナを愛するようになったことを打ち明けるのだった。一夜明けたイースターサンデー。街中を行く華やかなパレードの列に、仲睦まじく注目を集めるドンとハンナの姿があった。祝福ムードの中、ドンはハンナの左手にそっと指輪をはめるのだった。

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